待宵

待宵(まつよい)に 「なぜ行くの」 「苦しいからさ」 み

9月

地方紙に絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)載る9月 み

蒙霧升降(ふかききりまとう)

医者が「あれっ」と言う 蒙霧升降(のうむしょうこう)す み

夏祭

夏祭り、微笑むお面に無防備 み

夜市

女連れの教授に出くわす夜市 が

夜濯

タクシーで帰宅→夜濯(よすす)ぎ→「明日は晴れ」 か

夏、書くこと多いと短い日記 が

七夕

七夕(たなばた)に短冊(たんざく)読んで事実知る み

花の日

花の日を分かち合う普通の子たち み

梅雨(つゆ)

梅雨(つゆ)。オフィス無人に傘立て満杯 み

花の宴

花の宴、無知と無能は無罪とす み <2022年、今年も花見宴会はNG>

春や フレンチネイル 部長は女性 か

就職、4月

4月はじまりの手帳買う。就職 か

ジーランドの鴨が守銭奴(しゅせんど)を嗤(わら)う み

春来る

春巡り来るも大器晩成(たいきばんせい)せず み

松過

松過ぎても「休(やすみ)」でよい齢(とし) になり み

お年玉

お年玉 母に渡すが 『往(い)って来(こ)い』 み <回想でよむ。2022年正月はコロナ感染警戒で母には会わず。>

クリスマス

境内(けいだい)に漂う クリスマス準備 み

冬ざれ

冬ざれや破綻は運命の仕様 み

師走

5歩で来る 5歩で去る 師走の歩幅 み

冬景色

当時知る者は呆れる冬景色 み

冬紅葉

『ベテラン』は誉め言葉かな冬紅葉(ふゆもみじ) み

秋深し

秋深し病名付けば高枕(たかまくら) み

秋日射

テレ会議 書架が後光に 秋日射(あきひざ)し み <2021年COVID-19拡大防止でテレワーク定着>

色なき風

色なき風 黒塀(くろべい)の「休業」 ヒュラ み

芋煮会

芋煮会。 それは彼にしかできない み

秋の宴(えん) 傍聞(かたえぎ)く新婦(しんぷ)の素行(そこう) み

重陽、秋の雛

重陽(ちょうよう)に 左随臣(さずいじん)、段から落ちる! み

美術展覧会

美術展 価値観に クタクタ、夕(ゆうべ) み

八月

八月や死者には選挙権がない み